2012.11.14 Wednesday
ぴさら
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ぴさらが虹の橋を渡りました。
写真は3日前のものだよ。
数日前まではチビ達にボールを渡さないくらい『ぴさら様健在』だったんだけどね。
ちょっと体調を崩したかな?くらいから覚悟が必要になるまで全て最短で、私が受け入れられるだけの時間をくれた感じでした。
最期を自ら決断すべきか・・・と悩むくらいの状態もわずかで、「母ちゃん可哀想だからそろそろだね」とばかりに、私に精神的負担も肉体的負担もほとんどかけることなく、覚悟する時間だけ最小限に与えてくれて旅立って行きました。
泣いてばかりのダメダメ母ちゃんに、最期まで親孝行な子だったよ。
そして、最後の私のエゴかもしれない『私の腕の中で』もかなえてくれた。
「もうねんねしよ、ねんねしよ。」に眠りについてくれました。
最期は泣き虫母ちゃんも笑顔で送れたよ。
そうしないと、ぴっちゃん安心して眠れないからさ(笑)。
ぴさらを可愛がってくれた皆様、ありがとうございました。
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11月13日AM1:15 私の宝物が天使になりました。
・・・あ、生きてる時から私の天使だから、「お星さまになりました」かな?(笑)
以上は、旅立って数時間後に綴った友人宛のメールです。
ぴさらは一緒にお風呂に入る(お風呂の蓋の上)が大好きだったので、朝風呂に入り、お髭や足を綺麗にしてあげました。
棺に入れ お花でいっぱいにして、てぃだとビスケットと一緒にキャンピングカーでドライブに行きました。
秋と冬の間、紅葉と冠雪がキレイな日でした。
ぴさらってスゴイ。
久しぶりに前の店のオーナーに電話をした。「ありがとう」を言いたくて。
誰かに感謝したくなる。そんな風に思わせてくれたぴさらに感謝。
『ぴさらに会わせてくれて、ありがとうございました』
10月21日から2泊3日で石川県に行きました。
それが、ぴさらとの最後の旅になってしまいました。
ブログにアップしようと思いつつ、ズボラな私のせいで延び延びになっていました。
今さら・・・なので、写真だけ見てあげてください。
以前から私は多頭飼いというものを薦めてきました。
なぜなら、誰かがいなくなっても、他の子に慰めてもらうことができるから。
・・・そう漠然と思っていたけど、なぁるほど。
朝起きる → 「おはよう」と話しかける → 抱きしめる →
トイレをする → おしりを拭く → ごほうびをあげる →
大好きなリビングへ行く → ご飯の用意をする → ごはんをあげる ・・・・・・
なんてことない、当たり前の日々。
小さな小さなコミュニケーションの数々。
多頭飼いでないと、この全てが無くなってしまうんだ。
私にはてぃだとビスケットがいる。
用意するお茶碗の数が減っても、いつもと同じ生活パターンが送れる。
これが多頭飼いの一番のメリットなのかもしれない。
火葬も済ませ、バタバタとした時が過ぎ、冷静になってくる。
友人へのメールに綴ったように、旅立ち直後 ぴさらへの感謝の気持ちでいっぱいに満たされていた心に、後悔というものが芽生えてくる。
最期はもっと楽に送れる方法もあったんじゃないかな?とか、ああしてれば、こうしてれば・・・と。
ウジウジとしていたら、ぴさらが励ましに来た。
いつも見ているトリミング室の正面の山に虹が架かった。
ぴさらが虹の橋を渡ってく。
「がんばれ」と「ありがとう」と「さよなら」を言われたようで涙があふれた。
自分の気持ちにばかり夢中になってたら、てぃだの変化に気づかなかった。
てぃだが変だ。おかしくなる・・・
真夏でも、いつも どちらからともなく ひっついて眠ってた。
考えたら、てぃだは産まれてから ぴさら母たんと離れたことが無いんだ。
みんなで看取ってあげよう・・・なんて、壮絶な最期を彼女に見せるべきではなかったのだろうか。
そもそも これは人間のエゴで、強い母たんだったぴさらは、あんな弱いところは見せたくなかっただろうか。
いつも私にベッタリで あまあまのてぃだが、目が合ってもシッポも振らない。お腹も出さない。抱っこしようとすると後ずさる。
そもそも視線を合わせようともしないんだ。おかしい・・・
自分のワンコを何頭も見送ってる友人に言われた。
「それ・・・母ちゃんが怖いんだよ。」
あははは、なぁるほど。
泣いて泣いて泣きじゃくって嗚咽して。
そんな母ちゃん、母ちゃんであって母ちゃんじゃない。
見たことないから怖いよなぁ(笑)。
慰めてほしいから抱きしめて大泣きするなんて もってのほか。
そりゃあ 後ずさりもするさぁね。
(ぴさらなら、黙って隣りにいてくれたと思うけどね。てぃだには重すぎたか、にゃはは)
てぃだとビスと思いっきり遊んだ。
心からの笑顔でてぃだを抱きしめた。
そうしたら いつものてぃだに戻った。
あら不思議。
てぃだの笑顔を見たら、ぴさらが旅立って以来初めて私の心が軽くなった。
なぁんだ、そういうことか。
何も、ぴさらがいなくなったからって明るく笑っちゃいけないわけじゃないんだ。
むしろ、そんなことぴさらは望んでないだろう。
「母ちゃん、バカじゃないの? そんなこと今ごろ気づいてんの?」
あの子なら、そう言って笑ってることだろう。
いまでも涙はあふれてくる。
深呼吸をしないと苦しくなる。
そんなの当たり前だ。だって本当にぴさらのことが大好きだったんだもの。
母ちゃん、がんばるね。
だって私は、ぴさらだけの母ちゃんじゃあないからね。
いなくなってからも、キミからは沢山のことを教えてもらってるね。
キミに出会えて幸せだよ、私は。
ありがと、ぴさら。